シモクレン
3月頃、梢の先の銀色の毛に包まれたつぼみから、葉よりも先に、紫あるいは濃い紅色から淡いピンクがかった大きな卵型の花を上向きに咲かせます。花弁が6枚、萼片が3枚、あたかも花弁が9枚のように見えます。花の色からシモクレン(紫木蓮)とも呼ばれますが、これが本来のモクレンです。花弁・萼片の数や上向きに咲くところは近縁のハクモクレンも同じですが、それよりもやや大きく長めの花です。
シモクレンの学名はMAGNOLIA QUINQUEPETA(5枚の花弁のモクレン)。6とか9というなら花弁だけを数えた、あるいは萼片まで合わせて数えたかと理解できますが、なぜ6でも9でもなく「5」なのか、大いに疑問が残ります。ハイム2号棟北側に植えられています。