何故もこんなに

春先にはいろいろな花が咲き出す。誰が植えたわけでもない野草の中で、ひと際目立つ存在がある。ハナニラだ。先のとがった６弁の花びらにもいろいろ微妙な色の違いがあり、一斉に咲き出すとそれは美しい。しかし、低木の下でどんどん勢力範囲を広げる逞しさは見上げたものだ。最初は縁石に沿って細々と広がっていたものが、毎年確実に勢力範囲を広げている。